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くらしの情報箱

押入れの賢いリフォーム術

押入れの賢いリフォーム術

機能的で使いやすい!空室対策にも効果大!!

入居促進のため、「設備を最新に」「壁や床をおしゃれに」変えても、昔ながらの押入れが残ったまま…。これでは使い勝手も悪く、入居希望者の心はつかめません。そこで、空室対策にも役立つ、押入れの賢いリフォーム術を導入事例と共にご紹介します。

盲点だった押入れの中、賃貸物件に多い収納問題

部屋探しをする時、一般的な条件として挙げられるのが、「家賃」「立地」「間取り」です。最近では外観など見た目の印象も重視される傾向にあります。しかし、多くの方が入居後、「大切だった」と気づくのは、「収納」といわれています。

築古物件のリフォームにおいてオーナー様が優先的に手掛けるのは、設備の交換や壁紙の張り替えです。昔ながらの押入れがあっても改修は後回しにしがちで、ふすまを取り替えたり、ハンガーパイプを後付けしたりする程度です。

住まい方アドバイザーの近藤典子さんは「収納の問題はスペースを増やせば済むものではありません。押入れは奥行きがある分、よくあるリフォームだとうまく収納できないため、いつになっても片づかず、住む人にとってストレスの多い家になってしまいます。また、賃貸住宅で家具を買うとコストもかかりますし、引っ越し料金も上がります。その上せっかくの部屋も狭くなります。オーナー様にとっても望ましい状況ではありません」と指摘します。

大切だと知りながら後回しになる収納問題!

部屋探しで大切だと知りながら優先順位が低いのが「収納」です。実際に住んでみて収納スペースが足りない、使いづらい、と感じ、新たに家具や収納用品を買って部屋がさらに狭くなった…というご入居者も少なくありません。

押入れを有効活用できる「ヴィータス パネル」とは?

近藤さんは30年以上、収納提案や間取り監修など、住まいの悩みを解決してきたエキスパート。そのこだわりを形にしようと開発したのが、住宅設備機器等を提供するリクシルと共同で商品化した「ヴィータス パネル」です。どこに何があるのかが見やすい構造で、出し入れしやすいのが特徴です。

また、収納する物のサイズに合わせて棚板の高さ、数などが調整でき、パイプの位置、数なども簡単に変えられます。開発の理由について近藤さんは、「1間の押入れに入る荷物の量は、6畳いっぱいに広がり膝の高さになります。これだけ収納力のある押入れの幅、奥行き、高さをいかに有効活用するかが大事です。開発に当たっては、片づけやすさや物の取り出しやすさなどを重視しました。収納力のアップで生活の質が向上し、暮らしが便利になれば、長期入居や空室対策にもつながります」と話します。

このように収納力に特化することで、ご入居者にとって魅力のある賃貸住宅に生まれ変わるのです。



押入れにヴィータス パネルを入れることで多機能な収納スペースに変身!収納品に合わせて幅、高さ、奥行きを簡単に変えられます。

空間の無駄を無くし、物を置きやすく

実際にヴィータス パネルを導入した築40年の本多マンションの例を紹介します。導入理由について株式会社ハウスメイトマネジメント ソリューション事業本部の伊部尚子はこう話します。

「押入れをクローゼットにリフォームする際、中段を撤去しハンガーパイプを設置しようとしたところ、奥行きのあるスペースをうまく活用できなかったんです。少しの空間も無駄にしたくないと思い、対処法を検討していた時ヴィータス パネルに出会いました」。

本多マンションの場合、1戸につき押入れが2カ所あるため、リビングは物入れタイプ、寝室はクローゼットタイプでの利用を想定し、パネルやパイプを入れています。ご入居者からも「どこに何を置けばいいのかわかりやすいので、収納が楽になりました」と好評です。

ヴィータス パネルは押入れの状態によっては補強工事が必要ですが、工期は基本的に1日です。費用は、棚板やパイプ、フック類の組み合わせなど、プランによって異なり、例えば、押入れ1間をクローゼットタイプにする場合、材料・ 工事費込みで20万円(税込み)前後となります。

片づけが苦手な人でも収納しやすいカラクリ

家族の成長と共に必要な物、量は変化していきます。ヴィータス パネルはその点も考慮し、融通の利く工夫がなされています。近藤さんは衣類や生活用品が350㎜で収まることに着目し、棚板の高さも350㎜間隔で設定。奥行きは収納スペースや物に合わせて200㎜、300㎜、400㎜の3タイプを組み合わせて600㎜、700㎜にすることも可能です。

「多くの方が収納に費用と労力を使う割に、うまくいかないことが多いです。それは物の指定席の決め方がわからないから。ヴィータス パネルは誰もが失敗なく上手に収納できるようになっています」と近藤さん。

ヴィータス パネルの背面、両サイドは取り外し可能で、場所を移動するなど、設置し直す場合でも再利用ができます。

詳細はハウスメイトまでお問い合わせ、ご相談ください。

ヴィータス パネル「物入れタイプ」

掃除道具、洗濯用品、書類、生活用品などを収納するスペース。布団や衣装ケー スも入れられます!

ヴィータス パネル「クローゼットタイプ」

押入れがウォークインクローゼットに早変わり! 棚板の奥行きは200mm、300mm、400mmの3タイプを組み合わせて600mm、700mmにすることも可能。ジャケット、パンツなどのサイズに合わせてパイプを取り付けられ、出し入れしやすい構造になっています。

ヴィータス パネルのおすすめポイント!!

●本多マンションのご入居者

ヴィータス パネルのクローゼットタイプは、トップス、ボトムス、コートなど、種類の異なる衣類でも、掛ける場所が丈に応じて決まっているため、収納がスムーズにできてとても助かっています。

●オーナー 本多 勝政様

ハウスメイトさんは、いつもご入居者のことをよく考えて提案をしてくださいます。ヴィータス パネルの話を伺った時、私も押入れのような奥行きのあるスペースの収納は難しいと痛感していたので、導入をお願いしました。ご入居者に喜んでいただけて大変うれしく思います。





●株式会社ハウスメイトマネジメント ソリューション事業本部 課長 伊部 尚子

ヴィータス パネルは近藤さんの30年に及ぶノウハウが詰まっているだけあって、日常生活のなかで使う物の量、サイズ、使い方が考慮された作りになっています。そのためどんな人でも上手に収納ができて、生活自体を快適に楽しめる点に大きな魅力があります。





●施工業者:株式会社リバティサービス 営業部 主任 山田 真也さん

通常、押入れは人が入るようにはできていませんが、ヴィータス パネルを設置する場合は人が入ることも想定し、床を合板で補強する必要があります。左右の壁が薄いべニヤ板の場合も、同じように補強します。天袋がある場合は押入れと一体化させて導入すると、より有効的にスペースの活用ができます。

住まい方アドバイザー 近藤 典子さん

収納、家事動線、掃除術など、快適かつ効率的な近藤流の手法を編み出す。TV、ラジオ、新聞、雑誌などメディアの活動以外に、国内外の講演、企業とコラボした開発商品も多く手掛けており幅広い分野で活躍している。
株式会社近藤典子Home&Life研究所

収納の問題は物を入れるスペースを確保すれば解決するわけではありません。誰もが使いやすい、機能的な収納スペースがあれば、余計な収納用品や家具を買わずに済むので、物があふれたり、部屋に傷がついたりするのを防げます。快適になり、生活の質が上がれば、その部屋の価値を高めることができます。

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