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【観光列車の旅】十勝岳山麓で、色鮮やかな花畑を走る「富良野・美瑛ノロッコ号」

【観光列車の旅】十勝岳山麓で、色鮮やかな花畑を走る「富良野・美瑛ノロッコ号」

夏の北海道を代表する絶景エリアとして名高い富良野と美瑛。十勝岳を背景に艶やかなラベンダー畑のなかをのんびりと走る「富良野・美瑛ノロッコ号」で、夏の情景に浸ってみませんか。沿線の観光スポットも、一度は見たい絶景尽くしです。
(画像提供:JR北海道)

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」

北海道きっての美しい花畑を望む「富良野・美瑛ノロッコ号」

例年6月~9月のみの期間限定で、JR富良野線の美瑛~富良野間を約1時間かけて走る観光列車(一部列車は旭川駅~富良野駅で運行)。沿線には、ラベンダーをはじめとする夏の花々が咲き誇る花畑や田園風景が広がり、その向こうには十勝岳連峰がそびえます。窓が大きく開放された車内からは、一面のラベンダー畑や雄大な景色を満喫!運行期間中には臨時で「ラベンダー畑駅」が開設され、ラベンダーはもちろん、花々の色彩豊かな観光地へ気軽にアクセスできます。

3両あるトロッコ車両のうち、1両が指定席車両

車窓を楽しむために窓を向いた座席やテーブル付きのボックスシートを備えた富良野・美瑛ノロッコ号は、一部列車をのぞき、沿線の見どころでは速度を落として運行します。美瑛駅を出発してしばらくすると見える「赤い屋根の家」をはじめ、美馬牛駅~上富良野駅間の「富良野平原開拓発祥之地の碑」、ラベンダー畑駅~中富良野駅間の北星山ラベンダー園、中富良野駅~富良野駅間の田園風景などを眺望。のんびりと流れる景色が楽しめます。

「赤い屋根の家」を車窓から眺める
車内販売はないのでドリンク類を忘れずに持参したい
ラベンダーのあしらいが美しいトロッコ車両内

「富良野・美瑛ノロッコ号」で行く美瑛・富良野めぐり

ファーム富田【ラベンダー畑駅より徒歩7分】

畑一面を埋め尽くすラベンダーは、思わずため息がこぼれるほどの鮮やかさ!広い園内には日本で最も歴史あるラベンダー畑といわれる「トラディショナルラベンダー畑」をはじめとする多くの花畑があり、ラベンダーの開花時期である6月下旬頃から美しい花々が満喫できます。紫一色のラベンダー畑だけでなく、白のカスミソウ、赤のポピー、ピンクのコマチソウ、オレンジのカリフォルニアポピーなど7色の花々が虹を描き出す「彩りの畑」も必見です。(画像提供:ファーム富田)

斜面一面に紫色の絨毯を敷いたよう!
「トラディショナルラベンダー畑」は例年7月上旬~中旬が最も美しい
ファーム富田で最も人気のある「彩りの畑」
こちらは例年7月中旬~下旬が見頃

ファーム内には、ポプリや香水などのラベンダーグッズを扱うショップのほか、ラベンダーのメニューが楽しめるカフェもあります。「トラディショナルラベンダー畑」のすぐ側に立つ「ポプリの舎」には、ラベンダー畑を一望できるテラスがあり、ラベンダーや富良野の食材を活かしたメニューが楽しめます。

「ポプリの舎」には、ラベンダー畑を一望できるテラスがある
ラベンダージュレといちごのジュース「彩りの畑」650円
園内各所で味わえるラベンダーエキス入りの
オリジナルソフトクリーム350円~
メロンとのミックスもある

美瑛・パッチワークの路【美瑛駅よりタクシー10分ほか】

複数の農作物作付けにより、色合いが異なる畑が、まるでパッチワークのように連なって見える美瑛の丘。「パッチワークの路」の愛称で知られるこのエリアには、有名な絶景スポットがいくつも点在しています。

畑には立ち入らず、道路から観賞しよう

1976年にタバコ「セブンスター」のパッケージに起用された「セブンスターの木」。丘の上に佇むカシワの木と、周囲に広がるのどかな丘陵風景はまるで絵画のようです。

「セブンスターの木」、隣にならぶ白樺林も美しい

こちらは1972年に日産自動車のCMに登場した、樹高は30m以上のポプラの木。CMの登場人物にちなみ、「ケンとメリーの木」と名付けられました。美瑛の丘を象徴する風景の一つです。

近づくとその高さに驚く「ケンとメリーの木」

白金青い池【美瑛駅よりタクシー20分】

美瑛川のブロック堰堤に、川の水が溜まってできた人造池。不思議なほどの青さをたたえ、まるで別世界のような情景が見られます。この色をつくっているのは、水中に含まれる硫黄などの温泉成分やアルミニウムにより生成されたコロイド粒子だそう。立ち枯れたカラマツや周囲の自然豊かな環境と相まって、今や世界的に知られる観光地となっています。

「白金青い池」の夏の風景
売店では、美瑛産生乳を使った青い池スイーツが楽しめる

ニングルテラス【富良野駅よりタクシー10分】

新富良野プリンスホテルの敷地内にある小さなショッピングエリア。 自然豊かな森のなかに、絵本の中に出てきそうなログハウスが点在。富良野の自然をモチーフにした木彫りや革製品など、さまざまな工芸品やクラフト類を販売しています。木漏れ日を浴びながら散歩したり、お店を覗いてみたりと、散策するだけで心安らぐひと時が過ごせます。

富良野の自然も満喫できる「ニングルテラス」
ニングルテラス内の工房、富良野塾の店「森の楽団」で制作
森の中にある枯れ木などの自然素材で作られている
近隣の風景をイメージした切り絵作品「ミニカードピクチャ」
紙クラフトの専門店「紙々の森」で制作
JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」

【区間】旭川・美瑛~富良野
【料金】普通乗車券(旭川~富良野)1290円+指定席券840円
※自由席もあり。※普通乗車券は乗車区間により異なります。
【運行日】2024年6月8日~9月23日の土日祝
※6月15日~8月12日は毎日運行
【購入方法】指定席券は全国の「みどりの窓口」または「えきねっと」にて購入

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」紹介ページ
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/furanobiei/train/index.html

※価格には消費税が含まれています。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お出かけの際は各自治体などの最新情報をご確認ください。

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