ハウスメイト

  • facebook
  • twitter

くらしの情報箱

【暮らしに役立つ心理学】夏のクールなスタイルづくりの心理学

【暮らしに役立つ心理学】夏のクールなスタイルづくりの心理学

暑い日が続き、ビジネスでもクールビズが普及して本当に良かったと感じますね。
真夏は取引先への訪問などがない限り、半袖シャツでしのいでいる人も多いのではないでしょうか。

でも薄着になると、ちょっとスタイルが気になりますよね。
ジャケットを着ているときには隠せていたぽっこりお腹が目立ってしまい、ダイエットの必要性をひしひしと感じた…といったことはありがちです。

ビジネスでは、ピシッとスタイルのよい着こなしや、清潔感のある装いが、なにかと有利に働きます。
見た目と仕事の能力は関係ない、という意見もあるかもしれませんが、心理学では外見的な魅力の高い人は、説得力が増したり、好意的に見られやすかったりすることを明らかにした研究成果がたくさんあります。

とりわけ「ハロー効果」の影響は無視できません。ハロー効果とは、優れているところが1つあると、ほかの面も優れているように見える現象です。
第一印象ですっきり爽やかなイメージを与えれば、「この人は仕事もできそうだ」などと好ましく見られる可能性が高まるというわけです。

ちなみに、ハロー効果は優れているところだけではなく、マイナスの面にも作用します。身だしなみで悪印象を与えると、ほかの面まで悪く思われかねないため、暑い夏こそクールな装いを心がけたいものです。


「この夏はもう間に合わないとして、来年の夏は絶対ダイエットするぞ!」と決意した人もいるかもしれませんが、心理学的にはもっと自分に厳しくすることをおすすめします。
たとえば夏場にビールを飲みすぎて、なんだかお腹が出てしまったから、秋からは少し余裕のあるスーツを着よう…などという甘えは、ダイエットには禁物です。

アメリカの刑務所でおこなわれた面白い調査を紹介しましょう。
それは体型に対し、余裕のある受刑服を与えられた受刑者は、太りやすくなったという報告です。刑務所の服役期間は平均して半年ほどだったそうですが、余裕のある受刑服を与えられた受刑者は、9kgから11kgも太ってしまったそうです。

ふだん身につけるスーツでも、ベルトのあたりが窮屈になったりすると、ダイエットをしなければ…と意識付けられます。そんなふうに、自分の現状を把握し、決意が揺らがないうちに断行するのが、ダイエットを成功させる第一歩です。

illustration:タダトモミ

関連キーワード

SNSシェア

おすすめ記事