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目の疲れを軽減し、デスクワークの効率アップ!
次世代照明「有機EL照明」とは?
〜第1回 オフィス・在宅ワーク編〜

目の疲れを軽減し、デスクワークの効率アップ!<br>次世代照明「有機EL照明」とは?<br>〜第1回 オフィス・在宅ワーク編〜

「有機EL照明」をご存知ですか。
目の疲れを軽減し、集中力や作業効率をアップする「見えやすく疲れにくい照明」として、近年注目を集めている次世代照明です。
有機EL照明にはどのような特徴があるのか、オフィスや在宅ワークではどのような効果が期待できるのか、株式会社カネカ OLED事業開発プロジェクトの方にお話を伺いました。
後半では、実際に在宅ワークで有機EL照明を使ってみた感想もお伝えします。

有機EL照明とは?LED照明とどう違う?

有機EL照明とは、有機材料でできた薄い面で発光する次世代光源のこと。有機ELテレビやスマートフォン、パソコンのディスプレイなど、有機ELを取り入れた商品を使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
有機ELパネルを使った照明の魅力は、なんといっても「見えやすさ」と「疲れにくさ」。その理由を見ていきましょう。

有機EL照明の光は、紫外線を含まず、低ブルーライト。刺激が強く、眩しさを感じやすいブルーライトを抑えているため目にやさしく、目の疲れを軽減することができます。下のグラフを見ると、有機EL照明の光がさまざまな波長の光で構成されていることがわかります。一般的なLED照明と比べて、ブルーライトの少なさが際立っていますね。

有機EL照明は、面全体から均一に光が広がる拡散光です。空間を柔らかな光で照らすため濃い影ができにくく、手もとの暗がりや影のちらつきを軽減できます。反射が抑えられた光なので、白い紙や光沢のある紙を照らしても、不快な照り返しや眩しさがなく、文字や写真をスムーズに見ることができます。

机全体を照らすため、濃い影ができにくい(写真左)。
光沢のある資料や白い紙の反射を和らげる(写真左)

有機EL照明は、より自然光に近く、高い演色性※を実現します。下の写真のように、一般的なLED照明下の写真と比較すると、赤の発色の美しさが目を引きますね。微妙な色の違いが再現されるため、クリエイティブな作業にも向いているそうです。※演色性とは、色の見え方に及ぼす光の性質のこと。色の見え方が自然光に近いほど「演色性が高い」という。

微妙な色の違いが再現でき、鮮明に見える(写真左)

有機EL照明の光は人の目の感度が高い緑の波長領域が多く、視認性が高いことも確認されています。そのため一般的なLED照明より低照度でも、文字や絵が認識しやすくなります。点けていることを忘れるくらい穏やかな光は、目にも心にも心地よく、目の負担や疲れを和らげる効果が期待できます。

このような特徴を持つ有機EL照明は、目視による品質検査、美術館や博物館の展示、非日常の空間を演出する照明、化粧品メーカーのメイク用ミラーなど、これまでさまざまな場で導入されてきました。次はオフィスで有機EL照明を使う際のメリットを見てみましょう。

有機EL照明で眼精疲労を軽減し、デスクワークの効率アップ

有機EL照明をオフィスで使用する一番のメリットは、そこで働く人たちの目の疲れを軽減し、デスクワークに集中しやすい環境を整えられることです。
目を酷使する品質検査の現場で多く採用されている有機EL照明ですが、目の使い過ぎは現代人の宿命です。オフィスやテレワークでパソコンを使用し、プライベートでもスマートフォンをチェック。そのような暮らしのなかで、目の疲れに悩まされている方は多いのではないでしょうか。

さらに近年は在宅ワークやオンラインミーティングの普及で、仕事中ディスプレイに向かう時間が一段と長くなっています。今後、目への負担を減らし、デスクワークの疲労を軽減することは、生産性を上げるための欠かせない対策となりそうです。

有機EL照明と一般的なLED照明を色温度や照度、明るさ感を同じ条件で設定し、PC作業や紙作業を行った際の検証結果がこちらです。有機EL照明、一般的なLED照明では、集中力、疲労度ともに大きな違いがありますね。

エネルギーの強いブルーライトは眼精疲労のほかメラトニンの分泌を抑えて覚醒を促すため、睡眠のリズムや体内時計の乱れといった健康面にも影響を及ぼします。片頭痛の誘因の約40%は光の刺激だという研究結果もあります。低ブルーライトの有機EL照明を使用することで、目の疲れの軽減だけでなく、睡眠の質の向上が期待できます。照明へのアプローチで、オフィスワーカーの健康を守れるとは素晴らしいですね。

また、視認性が高く低照度でも見えやすい有機EL照明は、うまく取り入れることができれば省エネ効果もあります。エネルギーコストを抑えられ、地球環境にもやさしい有機EL照明に、ますます期待が高まります。

続いて、在宅ワークで有機EL照明を使用した場合のメリットを見てみましょう。

見やすさ×心地よさで、長時間ワークも快適【使ってみました!】

実際にカネカの有機EL照明を搭載した「OLEDデスクライト」を在宅ワークで使用し、その効果を考えてみました。

まず驚いたのが、その光の柔らかさ。白色でも光がふわりと空間を包み込むように柔らかく、これまでの白色照明や蛍光灯で感じた目の奥に刺さるような眩しさがありません。それでいて、さほど明るくしなくても、小さな文字までくっきりと見えます。照明を変えるまで気づきませんでしたが、すっかり見やすくなった今と比較すると、これまでは資料など書類の文字を“がんばって”読んでいたのだと知りました。OLEDデスクライトを使うと、特に読もうとしなくても文字がするりと目に入ってくるような感覚があります。これはペーパーワークの効率が上がりますね。

照明を変えるだけで目の疲れがまったく違うことにも驚きました。普段愛用しているパソコンは一般的な液晶ディスプレイですが、OLEDデスクライトを使うことで、明らかに目が疲れにくくなっています。仕事中はほぼパソコンに向かっているため、以前は目薬が欠かせなかったのですが、OLEDデスクライトを試してからは、1日に何回もさしていた目薬の存在を忘れる日もあるほど。それだけでなく、夜遅くまで仕事をしていても不思議ときつさを感じません。有機EL照明の光のよさはもちろん、仕事中に感じていた疲労の多くは、目からくるものだと実感できたことも大きな発見でした。

最も有機EL照明のよさを感じたのは、睡眠不足が続いたある日。日中は眩しくて屋外を見るのもつらかったのですが、OLEDデスクライトの照明は、そのように弱った状態の目にも心地よく、光を目にすることへの負担感がありません。あまり仕事に根を詰めてしまうと、その後しばらく目が冴えて眠れない…ということもままあるのですが、あっさりと入眠できたのも、デスクライトのおかげかもしれません。

このように、在宅ワークでも有機EL照明のデスクライトを使うと、目への負担がぐっと減って快適に作業を進めることができました。
有機EL照明は柔らかさを感じさせる拡散光で、光が直接目に入っても眩しくないので、オンラインミーティング時はフェイスライトとしても使っていました。高い演色性により“肌をきれいに映してくれる!”のは嬉しいですね。

カネカの有機EL照明を搭載したデスクライトのラインナップ

カネカの有機EL照明パネルを使ったOLEDデスクライトは、全部で3タイプ。
角型のカネカ有機EL照明パネルを2枚搭載した「EXARM OLED Petit」と「EXARM OLED」、長尺タイプのカネカ有機EL照明パネルを1枚搭載した「KK401 デスクライト」があります。それぞれご紹介しましょう。

●OLEDデスクライト EXARM OLED Petit

「EXARM OLED」と同じヘッドを使ったコンパクトバージョン。北欧風のデザインが素敵です。仕事や学習はもちろん、趣味の手もと照明、夜間の読書灯、フェイスライトなど、さまざまな場面で使用できるよう設計されている万能型。持ち運べるので、より手軽に使いたい場合、フリーアドレスのオフィスや限られたスペースでの在宅ワークにおすすめです。光の色:白色と電球色。本体の色:ホワイト、ブラック、ブルー、ピンク。

●OLEDデスクライト EXARM OLED

アームを直接デスクに取り付けるクランプ式。卓上に置きたい場合は、別売オプションでデスクベースを購入できます。アームはもちろん、有機EL照明パネルが2枚ついたヘッド部分も左右に大きく角度調整可能。アームが長いので大きなデスクでも使いやすく、オフィスや仕事場にはうってつけです。光量を自在に調整することができる調光タイプで、ヘッド部分を傾けて光源を顔に向ければフェイスライトにもなります。あくまで個人の感想ですが、私はこの商品のおかげでだいぶパソコン写りがよくなりました!光の色:白色と電球色。本体の色:ホワイトとブラック。

●OLEDデスクライト KK401 デスクライト

自由に角度を変えられるフレキシブルアームのデスクライト。こちらも場所を取らず、「EXARM OLED Petit」よりもさらに軽量なので、気軽に持ち運ぶことができます。照明パネルは1枚ですが、横長の形状で広い範囲を照射してくれるので、使い勝手がいいのが特徴です。こちらは白色のみで電球色はなく、3段階に光量を調節できます。

最後に、光の色(白色と電球色)について、カネカ有機ELパネルの照明の光はとても柔らかく、それでいて見やすいので、一般的にデメリットとされる「白色は光が強い」「電球色は見えづらい」といったことはあまり感じられませんでした。マイナス面を気にせず、好みや用途で光の色を選べるのは嬉しいですね。


いかがでしたか?
次回は、有機EL照明を子どもの家庭学習に使ってみた様子をレポートします。
お楽しみに!

今回「有機EL照明」についてお話を伺った方

株式会社 カネカ OLED事業開発プロジェクト Marketing&Salesチーム
  奥山 弦 さん
  大山 高広 さん


商品について、さらに詳しく知りたい方はこちら
●株式会社カネカ 有機EL照明 公式Webサイト「タスクライト・読書灯」
https://www.kanekaoled.jp/utilize/case06.html

ご購入はこちら
●「カネカユアヘルスケア」通販Web Shop
https://www.kaneka-yhc.co.jp/list/hc/

レンタルで試してみたい方はこちら
●モノの貸し借りサービス「アリススタイル」 
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