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【観光列車の旅】のどかな車窓でお花見気分!岐阜県の人気ローカル鉄道へ

【観光列車の旅】のどかな車窓でお花見気分!岐阜県の人気ローカル鉄道へ

全国各地で沿線の魅力を発信する観光列車。今回は、日本の真ん中・岐阜県を走る長良川鉄道の観光列車「ながら」と、合わせて乗りたい樽見鉄道をご紹介します。いずれも桜の見頃は3月下旬~4月中旬。車窓からピンクの花々を眺められるこの時期だけの列車旅をお楽しみください。

長良川鉄道 観光列車「ながら」

沿線の緑、長良川の青に、レトロかつ上品なロイヤルレッドの車体が映える観光列車「ながら」。清流・長良川や美しい山並みを眺めつつ、中山道太田宿として栄えた美濃太田駅を起点に奥美濃の北濃駅まで全長72.1㎞を結ぶ、長良川鉄道を走ります。列車は、外観・内観とも「ななつ星in九州」、BLACK TRAIN「36ぷらす3」を始め、数々の列車を手掛けた水戸岡鋭治氏によるデザイン。「ながら」には、岐阜県の食材を知り尽くした地元のシェフが手掛ける料理を味わいながら、長良川の恵みに浸れる食事付きプランがあります。さっそく各プランとお花見時期の料理を見てみましょう。

バラエティ豊かな、観光列車「ながら」の乗車プラン

1号ランチプラン(下り列車)

美濃太田駅(10:45発)→ 郡上八幡駅(12:16着) ※美濃太田駅以外の駅からは乗車できません。
●料金:大人 1万2500円、小人 1万1120円 ※2日間フリー乗車券付き。

2021年4月からランチプランの料理で腕を振るうのは、郡上八幡にあるイタリアンの名店「リストランテ 雀の庵」。2016年の観光列車「ながら」運行開始時にもランチを提供していた人気店の味が再び車内で楽しめます。イタリアンをメインに、老若男女に食べやすく仕上げたメニューはこの春からのお楽しみ。別料金でワインや日本酒などもオーダーできます。

1号ビュープラン(下り列車)

美濃太田駅(10:45発)→ 北濃駅(13:00着)
●料金:運賃(美濃太田駅~北濃駅の場合 1720円)+ 乗車整理券510円

運賃に510円の整理券をプラスして乗ることができる自由席のビュープラン。郡上八幡駅よりさらに北上して北濃駅まで行きます。もちろん途中駅での乗り降り自由。気軽に観光列車「ながら」の旅が楽しみたい人は要チェックです。

2号スイーツプラン(上り列車)

郡上八幡駅(14:13発)→ 美濃太田駅(15:50着) ※郡上八幡駅以外の駅からは乗車できません。
●料金:大人 5800円、小人 4800円 ※1日フリー乗車券付き。

ランチプランと同じく、郡上八幡の名店「リストランテ 雀の庵」が手掛けるスイーツプラン。タルトやティラミスなど、心躍るスイーツを重箱に6点詰め合わせ、コーヒーなどのドリンクとともに優雅な午後のひとときを演出します。

2号ビュープラン(上り列車)

北濃駅(13:11発)→ 美濃太田駅(15:50着)
●料金:運賃(北濃駅~美濃太田駅の場合 1720円)+ 乗車整理券510円

上り列車でもビュープランを実施。北濃駅からゆっくり車窓と車内を満喫するもよし、観光がてらささっと乗車するもよし。旅のスケジュールや好みに合わせて乗車できます。

川風号お弁当プラン(下り列車)

関駅(12:21発)→ 郡上八幡駅(13:20着) ※関駅以外の駅からの乗車と、郡上八幡駅以外の駅での下車はできません。
●料金:大人 6300円、小人 5300円 ※1日フリー乗車券付き。

重箱に色鮮やかな料理がぎっしり!清流・長良川が育む山の幸、川の幸、里の幸がたっぷり詰まった「長良の川風」弁当は、美濃市にある「日本料理 瓢麓苑(ひょうろくえん)」が手掛けたもの。献立は季節ごとに替わるため、旬の味わいが楽しめるのも魅力。お弁当スタイルで、お花見気分を盛り上げたい人にぴったりです。

川風号ほろ酔いプラン(上り列車)

郡上八幡駅(16:01発)→ 美濃太田駅(17:22着) ※郡上八幡駅以外の駅からは乗車できません。
●料金:大人 6300円、小人 5300円 ※1日フリー乗車券付き。

さらにお花見気分に浸りたいなら、地元食材のおつまみ&地酒が楽しめるこちらのプランがおすすめ!郡上八幡川合地区の農家お母さん組合『土里夢(どりーむ)』が「ここだけ、いまだけ」をキーワードに心を込めて作った「奥美濃の幸」を肴に、2本の地酒が楽しめます。松コース、竹コースから好みの地酒をそれぞれ1本ずつ選べるのも嬉しいサービス。お花見気分は最高潮です。

観光列車「ながら」では、上記プランのほか、2つのコースを組み合わせたお得なセットプランも用意されています。金・土・休日を中心に運行していますが、プランや時期により運行日が異なるため、詳細は公式HPをご確認ください。

贅沢な列車時間を演出する、観光列車「ながら」の車内空間

続いて、車内を見ていきましょう。

鮎号

2人掛けの対面席や、長良川の車窓を真正面に眺めるカウンター席を配置した「鮎号」。ランチプランやスイーツプランで食堂車として使われる車両です。席と通路はカーテンで緩やかに仕切られ、半個室のような雰囲気も感じられます。

森号

ファミリーやグループの旅におすすめな4人掛けの対面席やソファ席を配置した「森号」は、ビュープランで乗車可能。非日常感と心地よさが同居し、まるでホテルのラウンジで寛ぐような気分で過ごせます。サービスカウンターでは、飲み物やグッズを販売しています。

川風号

川風号(定員26名)の車内は、白を基調としたロングシートのみの車両。お弁当を味わいつつ、向かいの車窓に映る桜に酔いしれるのも一興です。

観光列車「ながら」の下車駅で、観光と散策を楽しもう

郡上八幡駅

ホームに降りると、郡上おどりのお囃子が流れる駅舎は、風情たっぷり。清らかな吉田川(よしだがわ)のせせらぎと町中に水路が巡る郡上八幡は、城下町の風情漂う涼やかな街の風情と水音が心地よく、散策にぴったりです。(写真提供:郡上八幡観光協会)

風に揺られる柳が美しい「やなか水のこみち」は、郡上八幡のメイン通りにあるシンボル的なスポット。地元の川で採取された約8万個もの玉石を敷き詰めた道と、その脇を流れる水路は、名水の街を代表する光景です。(写真提供:郡上八幡観光協会)

長良川最大の支流であり、川底の石が数えられるほど透きとおっている吉田川。山の上の郡上八幡城を背景に、川岸に咲き誇る桜を眺められます。(写真提供:郡上八幡観光協会)

関駅

世界三大刃物生産地であり、「刃物のまち」として知られる関市。関駅を拠点として刃物にまつわるさまざまなスポットを巡ることができます。

鎌倉時代から受け継がれる「関鍛冶」の技を今に伝える「関鍛冶伝承館」。1階では関を代表する日本刀の数々を実物展示。2階では現代のナイフ作家の作品やコレクション、企画展を行っています。

樽見鉄道まで足を延ばして桜三昧!

樽見鉄道は、岐阜県の大垣駅~樽見駅間の34.5㎞を結ぶローカル鉄道。沿線には桜が多く咲き誇り、車窓から春の光景が楽しめるのはもちろん、桜に囲まれた谷汲口(たにぐみぐち)駅、無人駅の木知原(こちぼら)駅、日当(ひなた)駅は、撮影スポットとしても人気です。終着の樽見駅から徒歩15分の淡墨公園には、国指定天然記念物の淡墨桜も!谷汲口駅からバスで行く谷汲山華厳寺も、桜の名所として知られています。(写真提供:本巣市観光協会)

長良川鉄道 観光列車「ながら」

予約専用ダイヤル:0575-46-8021
www.nagatetsu.co.jp/nagara
※各プランは、予約専用ダイヤルか公式HPより予約可能(セットプランは電話予約のみ)。7名以下の場合、予約時期は、乗車日の2か月前の各月1日10:00~乗車日の14日前16:00。



※価格には消費税が含まれています。
※料理写真はイメージです。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お出かけの際は各自治体などの最新情報をご確認ください。

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