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くらしの情報箱

【いま注目の情報箱】夏を快適に過ごすためのお掃除ポイント

【いま注目の情報箱】夏を快適に過ごすためのお掃除ポイント

日本では「大掃除=年末にするもの」というのが一般的です。けれども、地域差はあるとはいえ、5月、6月は大掃除に最適。欧米ではスプリングクリーニングの習慣が定着しているほどです。水仕事がラク、油汚れが落ちやすい、花粉を落とせるなど、この時期の掃除にはメリットがいっぱい。窓やキッチン、クローゼットなど、大掃除のポイントを紹介しましょう。

スプリングクリーニングは欧米の生活習慣

スプリングクリーニングとは、その名の通り春に行う大掃除のこと。スプリングクリーニングは欧米の文化とも言え、各家庭では冬の間に使用した暖房器具やストーブのスス、灰などの汚れを、春の大掃除によって取り除く習慣があります。
日本でも近年、スプリングクリーニングが理にかなっているとして注目され、暖かくなり活動しやすくなってきたこの季節に大掃除をする家庭が増えてきました。

5月、6月が大掃除に最適な理由

この時期に大掃除するメリットをピックアップして紹介しましょう。

水仕事や屋外での作業が苦にならない

冬は外気だけでなく室温も低くなるので、キッチンや浴室などにたまった油性の汚れは固まりやすく、そのため落ちにくくなりがちです。
気温が上がるこの季節なら、そのような汚れも落ちやすくなります。水仕事も苦になりません。また、暖かいので掃除をした箇所や洗濯物の乾きも早くなり、効率良くテキパキと掃除を進めることができます。

たまった花粉をイッキに落とせる

花粉が飛散していた頃、部屋を閉め切って花粉の侵入を防いでいた方も少なくないのでは。しかしその分、窓ガラスやベランダには目に見えない花粉が多くたまっています。
花粉が去ったこの時期は、安心して窓を開放できるので、窓ガラスやベランダにたまった花粉の汚れを一気に落とすのに最適です。
花粉の付着を敬遠して洗濯物を部屋干ししていたという方も、ベランダにたまった汚れを落とせば、気持ちよく外干しを再開できます。

梅雨のカビ対策ができる

間もなくやってくる梅雨の時期は、湿度の上昇とともにカビが発生しやすくなります。カビは微細なホコリや皮脂汚れなどを栄養源に発生・繫殖します。たまったホコリなどをこの時期に取り除いておけば、梅雨の時期のカビ対策になります。

気持の切り替えと掃除をセットでできる

新しい暮らしが始まって1カ月あまり。特に進学や就職、転勤などの理由で転居をした人は、あっという間に時間が過ぎたと感じているかもしれません。
ようやく落ち着いてきたこの時期、新生活に不要なものを断捨離するだけでなく、部屋の模様替えや衣替えに加えて掃除をまとめてしてしまえば、新鮮な気持ちで新生活を本格スタートできるはずです。

効果的にやりたい大掃除の場所

どんな場所にどんな掃除をしてキレイにしたら部屋が見違えるのか、紹介しましょう。

浴室・洗面台まわり

浴室はカビが発生しやすいので、排水溝や壁、浴槽を中心に、市販の浴室用カビ取り剤などを使って掃除します。
換気扇はカバーを外し、カバー、ファン、フィルターのホコリを掃除機で掃除。その後、中性洗剤を混ぜた水で各パーツを水拭きすればOKです。汚れが目立つなと感じたときは、お湯と中性洗剤が入ったバケツに、パーツを10分程度付け置きするといいでしょう。
天井やドアは、目立った汚れがなければ、絞った雑巾で水拭きをするだけでも十分です。ただ、天井の斑点やゴムパッキンの黒ずみ汚れは黒カビの可能性があるので、消毒用のエタノールや黒カビ用の洗剤を使って落とします。
洗面台には水垢や皮脂、化粧品など油性の汚れがたまっています。家庭用洗剤や重曹、クエン酸などを活用して落としましょう。

キッチン・コンロまわり

コンロまわりの油汚れは、簡単なものなら濡れ布巾で落とせます。頑固な汚れは、はじめに中性洗剤を含んだ濡れ布巾で拭き、その後で仕上げの拭き上げをします。
レンジフードなどの換気設備はまず部品を取り外し、外した部品はお湯に重曹をまぜたポリ袋などに1〜2時間ほど漬け置きして、その後で水洗いします。
冷蔵庫の中にこぼれた汁物や放置された食材などがあると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。冷蔵庫に入れてあるものは一度すべて取り出し、エタノールで拭き掃除します。湿気が残らないように、しっかりと乾拭きをすれば完了です。

窓・網戸

窓ガラスと窓枠には花粉だけでなく、地域によっては黄砂が付着していることがあります。こうした汚れは、湿度が高くなる前に落とすことが大切。掃き掃除や水拭き掃除で元の状態にしてあげましよう。
網戸の汚れは、水で濡らしたスポンジ2個を使い、網戸を挟むようにして洗えば落としやすくなります。2個のうち、1個のスポンジにカッターなどで格子状の切れ目を入れておくと、汚れ落としの効果が上がります。
気を付けたいのは、雑巾で網戸をゴシゴシ洗うこと。網がたわむ原因となります。

クローゼット

クローゼットの中は湿気がたまりやすく、衣類や寝具を切り替えるタイミングで掃除をしておきたいものです。カビ対策にもなるので、換気をしながらホコリなどを取り除きましょう。シューズクローゼットも忘れずに。

エアコン

間もなくやってくる本格的な夏の暑さを前に、エアコンのフィルターを清掃して清潔に。必要に応じて専門業者にメンテナンスを依頼することも考えましょう。

暑くなる前の大掃除で、夏を快適に!

寒さにふるえながら水仕事に追われる年末の大掃除にくらべ、気候も暖かくなる5月、6月の大掃除は効率良く進められます。慌ただしい年末とは違い、家族の協力も得やすいはず。暑くなる前に大掃除をして、夏を快適に過ごしましょう。

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