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社宅の知識

【地域の賃貸慣習】《第10回宮崎県編 パート1》県内の社宅の多いエリアを詳解!

【地域の賃貸慣習】《第10回宮崎県編 パート1》県内の社宅の多いエリアを詳解!

賃貸管理を主幹事業とする“ハウスメイト”だからこそわかる、日本全国の「賃貸不動産」の特徴を解説する本企画。
第10回目は、南国ムード漂う宮崎県での社宅選びのポイントや、暮らしに役立つ情報を3つのパートに分けてお届けします。

パート1では、宮崎県内のハウスメイトショップの契約データをもとに、社宅が多いエリアやその特徴などを紹介します。
※本記事のデータは、2019年1月1日~2023年12月31日までに取り扱った契約データを元にしています。

宮崎県の特徴

フェニックスの木に象徴される風景から、「宮崎県は温暖で過ごしやすい」という印象を持っている人が多いのではないでしょうか。実際に、「平均気温」「日照時間」「快晴日数」が全国トップ3に入っており、1年を通じて生活しやすい気候です。全国トップクラスの降水量もあいまって、県内全域に豊かな自然が広がっています。
宮崎県といえば海のイメージが強いかもしれませんが、北西部には九州山地、南西部には霧島連山がそびえ、雪の降るエリアもあります。といっても、宮崎市などの平野部では雪を見る機会は少なく、冬でも快適に過ごせます。
また、宮崎県の特徴として、のんびりとした県民性が思い浮かぶ人も多いでしょう。その愛すべき気質は、時間におおらかな「日向時間」といった言葉にもあらわれています。
環境も人もおだやかで、落ち着いて暮らすことができる宮崎県。全国47都道府県を対象とした平均消費者物価地域差指数にて5年連続(2018年〜2022年)で物価水準がもっとも低くなるなど、「日本一物価が安い」といわれる点も、宮崎県に住まう大きな魅力のひとつでしょう。

宮崎県の社宅分布

そんな暮らしやすい宮崎県において、特に社宅が多いのは、どんなエリアだと思いますか。宮崎県は「県北」「県西」「県央」「県南」と4つのエリアに大別できます。
ハウスメイトの契約データをまとめた以下のマップを見ると、社宅は県央に位置する宮崎市に過半数が集中しており、次いで県西の都城市、県北の日向市、延岡市と続きます。

では、社宅の多いエリアのうち、宮崎市、都城市、延岡市について詳しく解説していきましょう。

宮崎市

県内で社宅の取り扱いがもっとも多い宮崎市は、人口も県内最多を誇ります。
街はコンパクトにまとまっており、スーパーやコンビニ、市役所や病院などが中心地に集まっているため、生活に便利です。
住宅街となっている宮崎駅の東側は、スーパーも複数あり、特に住みやすいエリアといえるでしょう。宮崎県は基本的に車社会ですが、宮崎駅の東側なら自転車だけでの生活も可能です。多少駅から離れても、宮崎駅に発着する路線バスがあるため、利便性が大きく損なわれることはないでしょう。県下最大の歓楽街として有名な西橘通(通称ニシタチ)は宮崎駅の西側にありますが、東側の住宅街からも徒歩圏内です。
住宅街は平坦地が多く自転車や徒歩での移動を苦に感じることは少ないと思いますが、洪水・津波のハザードマップにかかるエリアが多く、法人契約の場合は社宅規定などに抵触しないかも含め、注意が必要です。

都城市

都城市は県内第2の主要都市ですが、宮崎市より静かな住宅地が多く、自然豊かな街並みが広がります。宮崎市内へは高速道路を利用して50分ほど、鹿児島県や熊本県にもアクセスは良好です。
県内で初めて「ベビーファースト宣言」をおこない、「保育料の完全無料化」「中学生以下の医療費の完全無料化」「妊産婦の健康診査費用の完全無料化」の3つの完全無料化を打ち出すなど、子育て支援に力を入れています。都城市子育て世代活動支援センター「ぷれぴか」をはじめ、子育てに役立つ施設も充実しているため、ファミリーにおすすめしたいエリアです。
一方、公共交通機関はあまり発展しておらず、市内の中心駅である都城駅でも1時間に2本程度の運行になっているため、車での移動がメインになるでしょう。

延岡市

延岡市は、九州にある市のなかで2番目に広い面積を持ちます。企業の工場が数多く立地するため、県外からの移住者が目立ちます。もともと宅地が狭く、さらに企業城下町であるため、賃貸需要が旺盛で、賃料も若干高めの傾向があります。お部屋探しをするときは、余裕をもって不動産業者に声をかけることをおすすめします。
自然豊かなエリアで、環境省が選定している「快水浴場百選」で九州唯一の「特選」となった下阿蘇ビーチがあり、「かおり風景100選」に選出された清流・五ヶ瀬川での鮎焼きの風景も有名です。「空飛ぶ新玉ネギ」や「やぶれまんじゅう」といった特産物もたくさんあります。
市街地から車で30分ほど走れば、海や川、山などのさまざまなレジャースポットにアクセスでき、延岡インターチェンジから北方延岡道路などを利用すれば遠方への移動も便利です。
また、延岡市では活断層が確認されたことがないため、地震に対する安心感もあります。一方で洪水・津波のハザードマップにかかるエリアが多い点は、宮崎市と同様に注意が必要でしょう。

以上のように、今回は県内の社宅の8割ほどを占める宮崎市、都城市、延岡市の情報を中心にお届けしました。
次回のパート2では、実際に社宅を契約するときに気になる敷金や礼金、更新費用などの動向や、注意したい賃貸慣習などについて解説します。
宮崎県の社宅をご検討中の方は、ぜひご覧ください。



情報協力

●ハウスメイトネットワーク 宮崎瀬頭店
〒880-0867 宮崎県宮崎市瀬頭2丁目1-1
TEL.0985-31-0005
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:水曜
・アクセス:日豊本線宮崎駅 徒歩13分
https://shop.housemate-navi.jp/shop/1132/shop_ex

ハウスメイトネットワーク 延岡店
〒882-0845 宮崎県延岡市安賀多町4-3-1
TEL.0982-33-1192
・営業時間:9:30~18:30
・土日17:00まで/市営住宅業務受付は月~金8:30~18:30 0982-33-3037(専用)
・定休日:日曜・祝日・水曜(春期)
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