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【知り隊!会社訪問】神戸市役所様

【知り隊!会社訪問】神戸市役所様
神戸市 東京事務所 都市プロモーション担当 濱住 康弘さん

生まれ変わる神戸で
理想のライフスタイルを実現

神戸市では、暮らしの質を高めるまちづくりや、こうべぐらし応援補助金「住みかえーる」をはじめとする多様な移住推進に向けた取り組みをおこなっています。大阪へのアクセスが良好で住環境が充実していることから、大阪エリアに転勤する方々や関西圏での住み替えを検討する方々にも有力な移住先になる同市。そのまちづくりや具体的な移住・住み替え支援の内容について、都市プロモーションご担当の濱住康弘さんにお話を伺いました。

神戸市への移住はメリットがたくさん

人口減少時代を受け、日本各地で移住者獲得に向けた取り組みが活発化しています。なかでも、神戸市では、暮らしの質に着目した新たなまちづくりとともに、移住・住み替え支援を積極的に推進しています。

濱住:神戸市では、出産から大人になるまでの切れ目のない子育て支援や、都心部の三宮やウォーターフロントの再開発、駅前空間のリノベーションなど、神戸での「暮らしの質」を高める取り組みとともに、結婚や出産といった若年夫婦や子育て世帯のライフステージに応じた住み替えを応援する制度など、さまざまなアプローチで神戸への移住をすすめています。

当サイトの読者の方々のなかにも、関西圏への転居を検討されている方がいるでしょう。特に、東京をはじめとする関西以外のエリアから大阪エリアへの転勤を予定されている方に、意外と見逃されがちなのが神戸市の利便性や住環境です。

濱住:東京圏から関西圏に転居を伴う異動をされる方々は非常に多く、兵庫県・大阪府・京都府への転勤者は年間約4万人と試算しています。神戸市は、JR・阪急電車・阪神電車の大阪・京都へとつながる広域鉄道網や高速道路網が発達し、また市域内ではJR等に加え市営地下鉄や神戸電鉄・山陽電鉄といった私鉄、バス網も充実しており、市内も市外へもアクセスが良好ですので、お住まいいただくと利便性を感じていただけると思います。

(クリックするとPDFで拡大表示されます)

神戸といえば、港町をイメージする人が多いと思いますが、じつは市域の約3割は里山や田園の風景が広がるエリア。緑豊かな風景を間近に感じられ、「海と山がこれほど近くにあるまちは世界的にも珍しい」と濱住さんは言います。

濱住:都心、市街地、文教地区、下町、ニュータウンに、海辺、里山といった多様なエリアがあり、ライフステージやお好みのスタイルに合わせた暮らしを実現できます。とりわけ、都市と海、山といった自然との調和は、神戸の最大の魅力といえます。

賃貸物件の賃料においても、メリットを感じる人が多いでしょう。最寄駅から大阪駅までの通勤時間が20分程度の東灘区、灘区、中央区の賃料は、大阪市近隣の街と同程度。市内の西北に位置する兵庫区、北区、長田区、須磨区、垂水区、西区なら、賃料をぐんと抑えることができます。

濱住:西北の6区は、大阪市内への通勤時間は多少長くなりますが、神戸の魅力である自然環境をより近くに感じられます。たとえば朝、海辺を散歩したり、山歩きを楽しんだりしてから出勤するなど、日常に自然を取り込んだライフスタイルを実現することもできます。

子育て支援も充実

神戸市は、里山の保全と生物多様性を守り育てていくために「KOBE里山SDGs戦略」をスタートさせるなど、子どもたちの将来のために自然環境をつなぐ活動にも積極的に取り組んでいます。豊かな自然環境のなかで子育てができるのも、神戸に住まうメリットです。同市では安心して子育てをするためのサポートも充実しています。

濱住:子育て世帯の皆さまには、ぜひとも神戸の都市近郊に広がる里山、この豊かな自然環境に注目していただきたいです。里山の自然の恵みを享受するとともに、次の世代に残していく取り組みも強化しています。また、子育てしやすいまちという観点では、全国的には保育所の待機児童がまだまだ課題になっていますが、神戸市では保育施設や保育送迎ステーションの整備、保育士の雇用を促進して保育所等の利用定員数を増やし、待機児童ゼロを実現しました。

子どもの医療費の無料化など子育て支援に力を入れる自治体は少なくありませんが、「神戸市は『こどもっとKOBE』と題し、もっと子育てしやすいまち、子育てにやさしいまちになるため、総力を挙げてライフステージに応じた切れ目のない子育て支援に取り組んでいます」と濱住さんは力を込めます。

濱住:まず妊娠中の検査の助成は全国トップクラスで、出産後のお母さんやお子さんの検査も充実しています。神戸で生まれた赤ちゃんを神戸市全体で祝福したいという思いから、神戸ゆかりの事業者の商品を贈る「こべっこ ウェルカムプレゼント」も実施。神戸で創業したベビー・子ども関連のブランド「ファミリア」のデザインを採用した母子健康手帳も好評です。また、市内の各区役所には、親子が気軽に立ち寄れ、子育て中の親子同士の交流の場となる「おやこふらっとひろば」も設置しています。今年2月には、総合児童センター「こべっこランド」を移転リニューアルオープンしました。室内の大型ネット遊具や屋外のキッズスペースを整備するなど遊び場としてパワーアップし、多くのお子さんにご利用いただいています。

赤ちゃんが生まれたら、神戸ゆかりの商品から好きなものを選んでプレゼントしてもらえる「こべっこ ウェルカムプレゼント」(写真左)。「ファミリア」デザインの神戸市母子健康手帳(写真右)。

共働き世帯が主流となるなか、働く親を支援する学童保育や病児保育にも注力。

濱住:放課後児童クラブ(学童保育)は、基本的に希望される対象者は必ず受け入れることにしています。児童館はすべての小学校区にあり、政令指定都市では2番目に多い数になっています。病児保育の施設も市内22ヵ所と全国トップクラスの数で、共働き世帯の育児における「もしものとき」に備えています。

遊具だけでなく、絵本や児童図書も揃う児童館(写真左)。こども医療費助成制度では、高校3年生までの入院費が無料になる(写真右はイメージ)。

そのほかにも、子どもの遊び場の整備や、動物園や水族園、博物館の入場料が無料になる小中学生向けのパスポートの配布など、子育て支援へのアプローチは枚挙に暇がありません。

濱住:神戸で子育てをする魅力やメリットは、ここではご紹介しきれないほどあり、『子育てするなら神戸! 100の理由』(※1)という冊子をつくったほどです(笑)。

大きく変わる神戸

神戸市では都市ブランドの向上と人口誘引につなげるプロジェクト「リノベーション・神戸」(※2)を推進し、行政機能や商業機能、子育て・文化環境などの充実を図る整備をおこなっています。

濱住:とりわけ、駅周辺はエリアの顔になりますので、業務・商業機能、行政機能、文化・子育て環境等の充実を図るとともに、周辺の住機能も強化し、魅力向上に力を入れています。

現在はリノベーション・神戸の第2弾として、「西神中央駅」「名谷駅」「垂水駅」周辺の整備を進めています。

濱住:西神中央駅周辺は「進化する上質なまち」、名谷駅周辺は「躍動する多世代共生のまちへ」、垂水駅周辺は「生まれ変わる海辺のまち」をそれぞれコンセプトにしてリノベーションを進めています。西神中央駅は市営地下鉄西神・山手線の始発駅でありながら都心・三宮や新幹線の発着駅まで30分程度、名谷駅や垂水駅は三宮まで20分程度で大阪にも1時間以内でアクセス可能と、大阪市内にお勤めの方も十分に通勤圏内だといえます。

■ リノベーション・神戸で整備が進むまち

市内には中心エリアから少し離れても利便性や住環境に優れた住宅地が数多くあり、北区にある岡場エリアもそのひとつです。

濱住:岡場エリアは全国的にも有名ないちごやスイートコーンなどの農園がある緑豊かなニュータウンです。複数の有料道路の出入口が近いため車での移動が便利なのに加え、2020年から北神急行線が市営化されたことに伴い、三宮駅までの運賃が大幅に低減されました。岡場駅前を中心に商業施設、多彩な教育施設も充実しており、このような豊かな自然環境のなかでの暮らしもご検討いただきたいです。

このように市内各区の住宅地の魅力を高めるのと同時に、都心・三宮の再整備や須磨・垂水のリゾートエリアの開発も進んでいます(※3)

濱住:三宮は駅前とウォーターフロントを一体的に再整備しています。三宮駅前交差点を「人と公共交通を優先する空間」として整備したり、駅周辺の歩行者デッキや新たな神戸を感じる「税関前歩道橋」を設置したりと、神戸の玄関口として歩行者が利用しやすいまちづくりを進めています。

税関前歩道橋は「渡りたくなる歩道橋」をコンセプトにデザインされ、これまで国道によって分断されてしまっていたまちとウォーターフロントをつなぐ役割も期待されています。

濱住:ウォーターフロントは、2021年にアクアリウム、フードホールなどで構成される「神戸ポートミュージアム」がオープンし、今後も収容客数1万人規模の「神戸アリーナ(仮称)」の開発が進められるなど注目のエリアです。また、神戸空港は、2025年から国内線発着枠の拡大と国際チャーター便の運用開始、2030年前後から国際定期便の運用開始が予定されています。

再整備の中心的な事業となる三宮駅周辺の「三宮クロススクエア」。段階的な整備が予定されており、第1段階は2029年度頃の完成を目指している(画像はイメージ)。
2023年度完成予定の税関前歩道橋「渡りたくなる歩道橋」(画像はイメージ)。

コロナ禍で停滞していたインバウンドの再拡大も視野に、須磨と垂水の2つのリゾートエリアでも再整備がおこなわれています。

濱住:須磨では市民の皆さまの憩いの場として親しまれていた須磨海浜水族園が、西日本で初めてとなるシャチの展示を目玉とする神戸須磨シーワールドとして生まれ変わります。宿泊施設や知育・文化・アウトドア施設も設け、市民の憩いの場とリゾート的な機能を両立したエリアになります。垂水では、マリンピア神戸という大型アウトレットパークの建て替えや、レジャー施設のリニューアルが進んでいます。

移住者に向けた補助金や制度も充実

ここまで紹介した神戸市の取り組みを見て、移住を検討したくなった方も多いのではないでしょうか。同市では、こうべぐらし応援補助金「住みかえーる」をはじめ、移住者に向けたさまざまな支援を展開しています(※4:令和5年度は令和5年6月1日から受付開始予定。詳細は下段URLより)

濱住:こうべぐらし応援補助金「住みかえーる」では、賃貸住宅への住み替えや中古住宅を取得して住み替える場合に補助を受けることができます。

住宅を借りる場合は、「子育て応援賃貸住宅住み替え補助」として、以下の表のように「こうべ移住型」と「団地活用型」の補助が用意されています。

■ 子育て応援賃貸住宅住み替え補助

濱住:こうべ移住型は、市外から、兵庫区、北区、長田区、須磨区、垂水区、西区の西北6区に住み替えた方が対象になります。先ほどご紹介したリノベーション・神戸の対象となる西神中央駅、名谷駅、垂水駅周辺や、岡場エリアも西北6区に含まれます。団地活用型は、市内の全区が対象となり、4階建て以上のエレベーターのない共同住宅に住み替えた方が利用できます。いずれも、小学生未満のお子さんがいる世帯か、夫婦の合計年齢が80歳以下の若年夫婦のみの世帯かのいずれかに当てはまる必要があります。2年以上神戸市内に居住するのであれば、たとえば転勤に伴う住み替えで、会社から家賃補助を受けられたり、借り上げ社宅に入居したりする場合も、ご利用いただけます。

一方、住宅を買う場合は、「子育て応援住宅取得制度」として、以下の表のように「リノベ型」「宅地購入型」「建替え型」の補助が用意されています。

■ 子育て応援住宅取得制度

濱住:表にもある通り、中古住宅を購入してリノベーションする場合や、リノベーション済みの中古住宅を購入する場合などに補助があります。こちらは、中学生以下のお子さんがいる世帯か、夫婦の合計年齢が80歳以下の若年夫婦世帯かのいずれかに当てはまる方が対象になります。また、市外から転入された方には、それぞれ10万円の加算があります。

子育て応援賃貸住宅住み替え補助も子育て応援住宅取得制度も、子育て世帯や若年夫婦世帯が、その親の世帯と近居・同居する場合は、それぞれ近居加算として5万円が加算されます。また、子育て応援賃貸住宅住み替え補助にも子育て応援住宅取得制度にも当てはまらない場合でも、親子の近居・同居の条件を満たしていれば、以下の表にある「親・子世帯近居・同居住み替え助成」を受けることができます。

■ 親・子世帯近居・同居住み替え助成

濱住:「住みかえーる」のほか、内陸部産業団地で働く方に向けた住み替え補助「“はたらく ✕ くらす” 神戸移住支援制度」もあります(※5:令和5年度の詳細は下段URLより)。

■ “はたらく ✕ くらす” 神戸移住支援制度

情報WEBサイト『こうべぐらし』

また同市では、移住後の生活を具体的にイメージできる情報サイト「こうべぐらし」を公開しています。神戸市内のエリア紹介をはじめ、居住や就労に役立つトピック、子育て・教育や各種支援に関する情報、移住者の体験談など、多彩なコンテンツを閲覧できます。

濱住:一人ひとりのライフスタイルやニーズに合わせて、地域の特徴や支援制度といった情報を提供する「こうべぐらしコンシェルジュ」も配置しています。神戸への転居をご検討中の一般の方々はもちろん、企業の方々に制度や補助金の説明をさせていただくこともできますので、お気軽にお問い合わせください。



濱住 康弘(はまずみ・やすひろ)

神戸市 東京事務所 都市プロモーション担当係長
2009年に神戸市職員入庁。みなと総局、行財政局、市長室、環境局などを経て、2022年より東京事務所でシティプロモーションを担当。



今回ご紹介した内容の詳細は、こちらよりご確認ください。
※1:子育てするなら神戸!100の理由
https://kosodate100.city.kobe.lg.jp/

※2:リノベーション・神戸
https://www.city.kobe.lg.jp/a74227/kurashi/rinobe_kobe2.html

※3:都心・三宮再整備 KOBE VISION
https://www.city.kobe.lg.jp/a55197/kobe_vision.html

※4:こうべぐらし応援補助金「住みかえーる」
(令和5年度は令和5年6月1日から受付開始予定です)
https://www.city.kobe.lg.jp/a01110/kurashi/sumai/jutaku/information/shinkonportal/index.html

※5: “はたらく ✕ くらす” 神戸移住支援制度
https://www.city.kobe.lg.jp/a13023/ijuushien.html

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※神戸市と特定不動産会社との本補助金制度の利用に関する提携関係はございません。

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