【観光列車の旅】 暮らし・レジャー・エンタメ

2021年9月27日

京都と会津で車窓からもみじ狩り。
いまこそ乗りたい紅葉トロッコ列車2選

全国各地で沿線の魅力を発信する観光列車。今回はトロッコ車両ならではの躍動感あふれる紅葉風景が楽しめる、2つの列車をご紹介します。季節の彩りとともに車窓が誘う、もみじ狩りへ。

嵯峨野観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」

緑の川面に艶やかな紅葉。トロッコ列車で愛でる京都の秋

アールデコ調のトロッコ車両をディーゼル機関車が牽引。

亀岡市から京都市右京区の嵐山へ至る保津峡(ほづきょう)は、京都を代表する自然美のひとつ。例年11月上旬から木々が色づき始め、11月中旬~12月上旬に紅葉のピークを迎えます。嵯峨野トロッコ列車は、モミジ、カエデ、イチョウ、ウルシと色とりどりの紅葉が織りなす保津川の渓谷を、色鮮やかな小ぶりの列車で縫うように運行。トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの約7.3㎞を、25分ほどで結びます。京都散策の途中、気軽に秋の渓谷美に浸れる乗車時間も魅力です。

絶景ポイントではさらに低速。乗車後は川下りをしようか、京都有数の観光地・嵐山を歩こうかなど、迷うのも京都ならでは。

少し速めの自転車程度の速度で走る列車から、雄大な渓谷が開け、水面には岸辺の紅葉を映し錦絵のように染まる様子は圧巻です。保津川にかかる吊り橋や、舟下りでもみじ狩りに興じる人たちの姿も見られます。オープン車両を通り抜ける、清々しい秋の空気もご馳走!

さらに華やか!2021年の紅葉ライトアップ

2021年秋、嵯峨野観光鉄道は「~京の渓谷に灯火を~嵯峨野トロッコ30周年ライトアップ大作戦」と称して、紅葉ライトアップをパワーアップ。コロナ禍で遅れていた未設置のライトアップ灯具がクラウドファンディングで揃い、さらに美しい夜のきらめきを楽しめます。

2005年より毎年行われている紅葉時期のライトアップ。今年はこれまで以上に広範囲が照らされる。

平安京の昔から愛された嵯峨野を巡ろう

●渡月橋(とげつきょう)【トロッコ嵯峨駅より徒歩】

桂川に架かる長さ155m、幅11mの木製の橋・渡月橋は、嵐山のシンボル。桜が咲き誇る春と紅葉が美しい秋を中心に、多くの観光客で賑わいます。桂川の穏やかな流れと渡月橋、秋化粧の嵐山が織りなす情景に酔いしれて。

●竹林の小径(こみち)【トロッコ嵯峨駅より徒歩】

渡月橋と並んで嵐山の代表的な観光名所である竹林の小径。野宮神社から天龍寺北側を通り、大河内山荘庭園まで約400mにわたって続く竹林は、空を覆うほどの高さ。辺りにはひんやりと静謐(せいひつ)な空気が満ち、心静かに散策できます。

●保津川下り【トロッコ亀岡駅より連絡バスで15分】

上流の丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで、約16㎞の渓流を約2時間で下るスリル満点の舟下り。巨岩や水しぶきが彩るダイナミックな渓谷風景は、川下りならではです。色鮮やかな紅葉はもちろん、通常3名の船頭が竹竿で巧みに平舟を操る様子も見もの。

嵯峨野観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」

【区間】トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅
【料金】全区間均一片道630円
【運行日】12月までは、10/6・13、12/8・15・22・30・31を除く毎日運行
【乗車券購入方法】JR西日本のインターネット予約サービスまたは一部の駅窓口、全国の旅行会社などで乗車日の1カ月前より発売。トロッコ列車各駅窓口にて当日券も発売
https://www.sagano-kanko.co.jp/

 

 

会津鉄道「お座トロ展望列車」

のどかな南会津の里山に癒やされ、好みの車両からV字型渓谷の紅葉を望む

列車は鉄橋の上の絶景スポット3カ所で停車。遮るもののない絶景が目の前に!(写真は旧デザインの車両)

列車の魅力は、何といっても南会津から会津若松の沿線に広がるのどかな里山風景。例年10月中旬~11月上旬に見頃を迎える紅葉と阿賀川の渓流が織りなす情景は特に美しく、遮るもののない鉄橋から望む紅葉は、思わず歓声が上がるほどの荘厳さ。山あいを走る路線ゆえ、トロッコ席では4カ所のトンネルを通過する際に、アニメや写真を映し出すトンネルシアターを実施。トンネル内でもお楽しみが待っています。

2021年7月に塗装が変更され、新デザインに生まれ変わった「お座トロ展望列車」。

この不思議な名称は、列車内に「トロッコ席」「お座敷席」「展望席」を備えているから。窓がないトロッコ席で自然を体感するもよし、お座敷席にお酒やお菓子を持ち込んでゆったりと寛ぐもよし、通常よりも高い位置にある展望席のリクライニングシートでのんびり景色を楽しむもよし。緑あふれる会津鉄道会津線で、のんびり気ままなもみじ狩りができます。

全国でも珍しい茅葺き屋根を備えた湯野上温泉駅。駅舎では囲炉裏端で寛げる。

南会津の自然と文化に浸る絶景地へ

●塔のへつり【塔のへつり駅より徒歩】

国の天然記念物に指定されている「塔のへつり」は、奇岩群の造形が美しい大川随一の景勝地。塔のへつりとは、塔の形が立ち並ぶ断崖という意味です。約100万年もの歳月をかけて、浸食と風化を繰り返してできた白い奇岩のタワーと、色鮮やかな紅葉、緑の渓流のコラボレーションは、まるで一幅の絵のよう!

●大内宿(おおうちじゅく)【湯野上温泉駅よりバスで15分】

昔懐かしい茅葺き屋根の古民家が並ぶ山間の集落。江戸時代に会津若松から日光へ続く下野街道の宿場町として栄えた歴史があり、旅情あふれる日本の原風景が広がっています。大内宿の最奥にある小高い丘の上には展望台が。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような光景は必見です。

●観音沼(かんのんぬま)森林公園【養鱒公園駅(普通列車のみ停車)よりタクシーで15分】

観音沼を中心に広がる公園一帯は、野鳥の宝庫として有名。沼をぐるりと巡る約1.2㎞の遊歩道をはじめ、全9コース総延長3.2㎞の遊歩道が巡らされ、数々の浮島が神秘的な水面、色鮮やかなモミジとシラカバのコントラストなど、さまざまな自然美に浸ることができます。

会津鉄道「お座トロ展望列車」

【区間】会津若松駅~会津田島駅
【料金】乗車券(会津若松駅~会津田島駅1690円)+トロッコ整理券大人320円 ※整理券は席と席の種類のみの確保
【運行日】おもに4月~11月の土・日運行。※平日運行、土・日運休もあり。10/17~11/14は、10/31、11/6・13のみ運休
【トロッコ整理券購入方法】会津鉄道の有人駅、JR東日本みどりの窓口、旅行会社などで乗車日の1カ月前より発売
http://www.aizutetsudo.jp/trip/ozatoro/

 

 

※紅葉の見頃は天候・気候などの状況によりずれる場合があります。
※価格には消費税が含まれています。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お出かけの際は各自治体などの最新情報をご確認ください。

 

 

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