ハウスメイト

  • facebook
  • twitter

くらしの情報箱

【地域の賃貸慣習】《第3回愛媛県編 パート2》愛媛新聞社の方に伺う「愛媛県の魅力」

【地域の賃貸慣習】《第3回愛媛県編 パート2》愛媛新聞社の方に伺う「愛媛県の魅力」

賃貸管理を主幹事業とする“ハウスメイト”だからこそわかる、地域ごとの「賃貸不動産」の特徴をお届けします!
第3回の愛媛県編では、地域の賃貸慣習をはじめとする耳寄り情報を2つのパートに分けて連載しています。

温暖で爽やか!暮らしやすく穏やかな愛媛県

今回は、愛媛県出身、現在は東京で暮らしている愛媛新聞社東京支社の井手千裕さんに、松山を中心とする愛媛県の住み心地について伺いました。

車なしでOK!?必要なものがほどよい距離に揃う − 松山市

四国最大の都市である松山市は、市内中心部に位置する松山城を中心に発展してきた歴史があり、生活に必要な施設がほどよい距離に揃う暮らしやすい町です。

町の中心地には「松山銀天街(ぎんてんがい)」「大街道(おおかいどう)」と2つの大きな商店街があり、どちらも歩いて巡ることができるサイズ。松山城をぐるりと囲むように路面電車が整備されているため、市内中心部に居住するのであれば、基本的に車がなくても困りません。ご家族連れの場合、お子さまと買い物に行くなどを考えると車があったほうが便利かもしれませんが、単身の方は車なしが多い印象です。

愛媛新聞社は松山市に本社があります。社内では自動車通勤は少なく、路面電車や郊外電車を利用する人がほとんど。なかには自転車で通勤する人もいますよ。

さらに、松山空港は市街地から車で20分ほど。仕事で首都圏へ行く場合でも気軽にアクセスできます。

広島に近く、「ここならでは」が多い − 今治市

松山市に次いで移住される方が多い今治市は、「今治ならでは」の産物が多く、特徴的なエリア。焼豚と半熟玉子の名物丼・焼豚玉子飯、かき氷などのご当地グルメも有名です。焼き鳥というと串に刺さったものを思い浮かべると思いますが、今治でいう焼き鳥とは、鉄板でこんがり炒めたパリッとジューシーな鶏皮がメイン。とても美味しいですよ!

全国的には高品質な今治タオルが有名ですね。年に2回開催されるタオル市「今治タオルフェア」は、今治産タオルが通常よりもかなり安く購入できるとあって、県民にも大人気。各地から多くの人が訪れて、ご自宅用やお土産用にタオルを買い込みます。私も愛媛に住んでいたころは、タオル市で購入した今治タオルを愛用していました!愛媛で暮らせば、ご家庭のタオルの質が確実によくなると思います(笑)。

また今治は本州までの距離が近く、しまなみ海道を通れば広島まですぐ。尾道まで気軽にドライブするなど、松山とはまた違った楽しみがあります。

美しい海と島めぐりで余暇が充実!

穏やかな瀬戸内海や宇和海に面し、山もある愛媛県は、自然に親しむことができるアクティビティが多彩。ダイビングやSUP、シュノーケリングなど海を満喫できるものが揃っています。瀬戸内海に数多くある島を巡るのもおすすめ。海水浴シーズンに多くの人が訪れる興居島(ごごしま)、自然あふれる環境でのんびりと鹿が暮らす鹿島(かしま)は、松山市からも訪れやすい場所です。いろいろな島をホッピングして、ぜひ好みの島を見つけてみてください。

また愛媛といえば、潮風とともに海絶景のなかをサイクリングできるしまなみ海道を挙げる方も多いのではないでしょうか。愛媛県は、しまなみ海道以外にも、自転車で爽快に走ることができる環境が整っています。県内にはブルーラインというサイクリングロードが整備され、路面に引かれた青色のラインに沿って走れば、松山から道後温泉、そして今治まで地図なしで迷わずに行けます。ちなみに、6つの島を結ぶしまなみ海道には、大島や大三島など素敵なカフェやグルメスポットで知られる島もありますよ。

愛媛県の食文化と、肌で感じる暮らしやすさ

愛媛県の食で一番に伝えたいのは、新鮮で豊富な海の幸が気軽に味わえること。

たくさんの海産物が獲れますが、なかでも鯛の出荷量は、他県を大きく引き離して全国第一位です。よく愛媛に転勤された方々に「びっくりした!」と驚かれるのですが、一般的に高級魚である鯛は、県民にとってかなり身近な食材。スーパーなどで安く手軽に購入できます。

特産の真鯛を使った愛媛県の郷土料理・鯛めしは、お馴染みの家庭料理。鯛を丸ごと一匹、米といっしょにふっくら炊き込んだ松山市周辺の鯛めし、タレに漬けたお刺身を温かいご飯にのせる宇和島市周辺の鯛めしと、地域により調理法が異なるものの、鯛めしは多くの県民に親しまれている食文化の一つです。

また「愛媛といえばみかん!」のイメージを持っている方が多いと思いますが、その印象のままに、愛媛県には種類豊富な柑橘類が出回っています。

冬から5、6月にかけて、さまざま柑橘類が店頭に並び、新種や珍しい品種も続々と登場。個人的なおすすめは、甘みを凝縮した果汁たっぷりの「紅まどんな」です。みかん農家でなくても、家族や近所の人が食べる分だけ作るご家庭も多く、家にみかん箱が常備されている方も。ここだけの話ですが、「お金を出して柑橘類を買わない」は、愛媛県民あるあるの一つです。

愛媛県は海に囲まれた四国地方にありながら、穏やかな瀬戸内海の影響で、台風などの自然災害が少ないことでも知られています。晴天率が高い「晴れが多い県」で、日照時間は長いものの、夏の暑さはどこか爽やか。首都圏と比べるとさほど蒸し暑さを感じないなと思います。冬もそこまで寒くなく、積雪はほとんどありません。

温暖で過ごしやすい気候のせいか、愛媛県民の気質は四国のなかでも穏やかだといわれています。お遍路の文化があるので、ほどよい距離感がありながらも人に対してウェルカム。もともとの気風としておもてなしの心があり、さらには転勤される方や観光客が多いので、外から来た人を受け入れる土壌が培われているのでしょう。愛媛県は、他県からいらっしゃる方にとっても非常に暮らしやすい地だと思います。


▶松山のお部屋探し&お役立ち情報満載
「ハウスメイト 愛媛県松山エリア専用サイト」

▶愛媛県のニュースを中心に、幅広い分野のニュースをお届け
「愛媛新聞ONLINE」

関連キーワード

SNSシェア

あわせて読みたい関連記事

おすすめ記事