くらしの情報箱
2022.06.03
【暮らしに役立つ心理学】梅雨の時期こそポジティブになる心理学
さわやかな春も過ぎ去って、今年もイヤ~な梅雨の時期に。
1カ月以上もシトシト、ジメジメが続く日本の梅雨は、毎年のこととはいえ、うんざりしてしまいますよね。
しかし心理学的には、ネガティブになりそうな空模様でも、努めてポジティブな要素を探し出すのがおすすめです。
その裏付けになりそうな研究を紹介しましょう。
この研究では、実験参加者に嫌な思いをした経験についての文章を書いてもらい、さらに嫌な経験のなかにも良い要素がなかったかを考えるように促し、それについても書き加えてもらいました。
また、別の実験参加者には、嫌な思いをしたことが、自分にどうマイナスに働いたかを書いてもらいました。
その結果を分析したところ、嫌なことがあっても、そこに良い要素がなかったか考えてみるだけで、腹が立つのを抑制できることがわかったのです。
梅雨の時期に、「雨は嫌だなぁ。また靴がびしょ濡れになってしまった」なんて思うと、腹が立つ一方です。
そこでちょっと頭を切り替えて、「雨は嫌だなぁ。でも、新しく買った傘を素敵だと褒めてもらえた♪」といったようにポジティブな要素を探してみれば、梅雨をさわやかに乗り切れるでしょう。
なにごともポジティブに考えるのは、人生において大切なことです。
アメリカの修道院を対象におこなわれた興味深い研究があります。
この研究では、180人の修道女が書いた文章を集めて分析し、ポジティブな文章を書く人と、ネガティブな文章を書く人に分類しました。
その後、修道女の行方を調査したところ、ポジティブな文章を書いた人は、ネガティブな文章を書いた人よりも、長生きしやすい傾向にあったのです。
同じような環境で過ごしていても、両者では寿命に10年程度の差がついたということから、ものごとをどう捉えるかの重要性がうかがえます。
腹が立つのを抑えきれなかったり、気分が沈んだりしがちな人は、そこに良い要素はなかったか探してみる癖をつけるといいかもしれませんね。
illustration:タダトモミ
関連キーワード
SNSシェア
あわせて読みたい関連記事
おすすめ記事
-
社宅の知識
2024.05.01
【地域の賃貸慣習】《第10回宮崎県編 パート1》県内の社宅の多いエリアを詳解!
- 地域の賃貸慣習
- 宮崎県
- 転勤
- 地域ネタ
- 単身赴任
- 社宅
- 借上げ社宅
- 社宅担当者向け
- 社宅利用者向け
-
社宅の知識
2021.04.06
【社宅の規程と運用を考える】第1回 基準賃借料について
- 社宅規程×運用
- 規程
- 運用
- 人事・総務
- 社宅
- 社宅担当者向け
- 賃料
- 社宅制度
-
Waプレミアム
2024.01.10
【社宅業務】代行取引企業様を訪問しました!~タワーレコード株式会社様~
- シリーズ
- インタビュー
- ハウスメイト
-
Waプレミアム
2023.01.31
【賃貸仲介件数ランキング】ハウスメイトが2位になりました!(全国賃貸住宅新聞第1539号)
- ランキング
- 全国賃貸住宅新聞
-
Waプレミアム
2024.06.12
全国賃料相場データ(2024年6月更新)
- 全国
- プロおすすめ
- 人事・総務
- 社宅担当者向け
- 賃料相場
- 敷金
- 償却(敷引)
- 契約条件
-
みんなの疑問
2021.07.05
【名義変更のギモン】法人契約から個人契約へ契約名義を切替える際の注意点
- 賃貸借契約のいろは
- 社宅
- 社宅担当者向け
- 社宅利用者向け
- 名義変更