くらしの情報箱
2022.12.07
【地域の賃貸慣習】《第7回青森県編 パート2》現地のスタッフが教える!青森県の魅力と暮らしの注意点

本企画では、賃貸管理を主幹事業とする“ハウスメイト”だからこそわかる、地域ごとの「賃貸不動産」の特徴をご紹介しています。
第7回目の青森県編では、パート1とパート2に分けて、地域の社宅に関するお役立ち情報をお届けします!
パート2は、ハウスメイトの現地スタッフから聞き取った青森県の魅力や、日々の生活に関する注意点をご紹介します。
本州最北端ならではの魅力や注意点がありますので、ぜひチェックしてみてください。
青森県の魅力
青森県の自然

青森県といえば、まずは豊かな自然をイメージする人が多いのではないでしょうか。
とりわけ、「十和田八幡平国立公園」は、湖と渓流と山々が織りなす絶景を楽しめます。
同公園を構成する「十和田湖」「奥入瀬渓流」「八甲田山」などは、青森県を代表する景勝地といっていいでしょう。
特別名勝及び天然記念物にも指定されている十和田湖は、静かに水をたたえる雄大な湖面に四季折々の湖畔の風景が相まって、神秘的なムードに浸れます。
十和田湖から14kmにもわたって流れる奥入瀬渓流も特別名勝及び天然記念物に指定されており、清流や滝といった表情豊かな水辺の光景を、美しい木々に囲まれた遊歩道から間近に感じることができます。
多くの山々からなる火山群の総称である八甲田山は、季節やエリアによって登山やトレッキングに気軽にチャレンジでき、また「ヒバ千人風呂」で知られる「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」をはじめとする山中の温泉で疲れを癒すのもおすすめです。
このほかにも、青森には自然あふれる観光地がたくさんあり、それぞれが季節によって違う姿を見せてくれます。
こういった大自然に何度でもふれられるのは、青森県に住む大きな魅力だといえます。
青森県の祭り
東北の夏には、「青森ねぶた祭」や「弘前ねぷたまつり」といった祭りが欠かせません。
「ねぶた」や「ねぷた」と呼ばれる巨大な山車が街を練り歩く様子を現地で見ると、その熱気と迫力のトリコになります。
テレビやインターネットの映像では伝わらないライブならではの臨場感をぜひ楽しんでください。
祭りの期間中は多くの観光客が集まり、宿泊場所を確保するのも難しくなりますが、県内に住んでいれば気軽に参加できるのがうれしいですね。
県内には、このほかにも「八戸三社大祭」「五所川原立佞武多(たちねぷた)」をはじめ多種多様な祭りがあり、東北の短い夏を盛り上げてくれます。
青森県のグルメ

青森県はグルメも自慢です。
まずご紹介したいのは豊富な魚介で、「大間まぐろ」をはじめ、「風間浦鮟鱇(あんこう)」「十和田湖ひめます」「八戸前沖さば」「津軽海峡メバル」「十三湖産大和しじみ」など地域産品がたくさんあります。
スーパーマーケットや鮮魚店にも地元で水揚げされた魚介が並び、別の地域から来た方に「あの大間産のマグロがこんなに安いの?」と驚かれることもあります。
魚介だけではなく、地域の野菜や果物も同様に「安い!」と感じる方が多いようです。
野菜や果物も地域産品としてブランド化されているものが多く、野菜では「たっこにんにく」「大鰐温泉もやし」、とうもろこしの「嶽(だけ)きみ」、果物では「津軽の桃」「あおもりカシス」などが有名です。
また果物といえば、リンゴは絶対に外せませんよね。
県内さまざまな産地や品種のリンゴをぜひ食べ比べてみてください。
リンゴを使ったアップルパイも人気で、青森市にあるスイーツ店「アンジェリック」には、現地のハウスメイトのスタッフもよく伺うそうです。
そのほか、現地スタッフからは、ご当地ラーメンもおすすめされました。
「煮干しラーメン(煮干しそば)」は、スタッフが大好きだという「中華そば ひらこ屋」をはじめ、たくさんのお店が特色ある味を提供しています。
一風変わったところでは、「味の札幌 大西」でおなじみの「味噌カレー牛乳ラーメン」も、一度は味わってほしいローカルメニューとのことです。
青森県は「人」も魅力的
ここまで自然や祭り、グルメといった面から魅力をお伝えしましたが、青森県最大の魅力は「人」かもしれません。
魚介や野菜、果物が安いことはすでにふれましたが、それらをご近所にお裾分けしたり、物々交換したりといった文化も残っています。
ご近所との付き合いが密接で、子育て世代の方などから「心強い」「安心できる」といった声を伺うことも。
雪道で車を運転しているときなどは、「譲り合いの精神」を感じることが多く、これも県民性のひとつなのでしょう。
これまで雪国で暮らしたことがない方も、ご近所の方々に気軽に相談できる雰囲気があるので、あまり心配しないでくださいね。
青森県に住むときの注意点
寒さ対策の注意点

はじめて青森県に住む方は、やはり冬場の寒さが気になりますよね。
気温が氷点下を下回ると、木造物件を中心に凍結が発生します。
長期間、自宅を不在にする場合は、水抜きが必須になります。
また、気温がマイナス5℃前後まで下がったときは、一晩以上家をあける際にも水抜きが必要です。
給排水の水抜きを怠ったことによる水道管の凍結破損は、入居者の負担になるため注意してください。
「水道凍結指数」といった水道の凍結に関する情報が公開されているため、夕方のニュース番組などでチェックしておくのもいいでしょう。
住居内の寒さ対策としては、給排気の機能を持つFFストーブが備え付けられている物件が一般的です。
寒冷地仕様のFFストーブは、冬でもあたたかな空間をつくりだしてくれます。
注意点として、退去時にハウスクリーニング費とは別に、FFストーブの分解清掃費が発生することを覚えておきましょう。
洗濯物や布団を干すときの注意点
青森県は日照時間が少ないことから、洗濯物や布団を干したいときにも、いくつかの注意点があります。
ベランダやサンルームのある物件が少ないため、洗濯物は基本的に室内干しになります。
布団は干さずに、布団クリーナーや乾燥機などで対応している方も多いようです。
物件や地域、季節によって、柔軟に対策することが大切です。
除雪や交通の注意点
雪国特有の除雪に関する注意点も見ていきましょう。
物件の前面道路(敷地に面した道路)については、地域によっては除雪が入らないこともあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
多くの物件で除雪の道具が必要になりますが、それらを保管するための物置があれば便利です。
県内の交通事情から、自動車を持ち込む方も多いと思いますが、駐車場の融雪費にも注意しましょう。
融雪費を賃料に含める物件が主流ではあるものの、物件によっては別途融雪費の負担が発生する場合があるため、事前に確認してください。
また、冬の雪国で自動車に乗ったことがない方は、11月にはスタッドレスタイヤに履き替えるなど、時期に応じた対策を忘れないようにしましょう。
雪道対策としては、4輪駆動の自動車もおすすめです。
以上のように、青森県には住むうえでの注意点がいくつかありますが、それに負けないくらい魅力もたくさんあります。
県内での社宅に関する情報をお求めの方は、ぜひハウスメイトにご相談ください。
情報協力
●ハウスメイトネットワーク 青森店
〒030-0821 青森県青森市勝田1-17-3
TEL.017-777-8501
・営業時間:9:00~18:00、土曜 9:00~16:00、日曜 10:00~16:00
・定休日:祝祭日
・アクセス:JR東北本線「青森駅」徒歩35分

●ハウスメイトネットワーク 弘前店
〒036-8045 青森県弘前市大字野田1-1-6
TEL.0172-32-2000
・営業時間:9:00~18:00、土曜9:00~17:00、日曜10:00~17:00
・定休日:水曜、第3日曜、祝日(3月除く)、8/13~8/15、12/30~1/3
・アクセス:JR奥羽本線「弘前駅」徒歩15分

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